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膝の痛み、原因は複数かも 運動療法も取り入れて-東京大学医学部付属病院・理学療法士 山口正貴さん
2024/11/04
日本経済新聞より
【さこしんの所見】
『介護者は身体が資本。まずは膝から労ってみませんか?』
膝痛の現状と重要性
膝の痛みを抱える高齢者やその介護者含む、日本において約2500万人以上が変形性膝関節症に苦しんでいます。
特に女性は男性の1.5倍から2倍も多く、膝の痛みに悩む人が非常に多いのが現状です。
このため、膝痛の予防と管理は重要です。
膝の痛みの原因
膝の痛みには以下のような複数の原因があります。
変形性膝関節症: 関節の軟骨がすり減り、痛みを引き起こします。
外傷: けがや手術後の痛み。
運動不足: 筋力の低下が痛みを悪化させることがあります。
肥満: 膝への負担が増え、痛みを引き起こす原因となります。
これらの要因は互いに影響し合い、膝の痛みを引き起こすことが多いです。
運動療法の重要性
運動療法は膝の痛みを軽減するために非常に効果的です。
以下の理由から、運動療法は薬物療法と同等の鎮痛効果が期待できます。
筋力強化: 膝を支える筋肉を強化し、関節への負担を軽減します。
柔軟性向上: 関節の動きを改善し、痛みを緩和します。
体重管理: 運動を通じて肥満を防ぎ、膝への負担を減少させます。
具体的な運動療法の例
高齢者や介護者に適した運動療法として、以下のものがあります。
ウォーキング: 軽いジョギングや散歩を日常的に行う。
ストレッチ: 膝周りの筋肉を伸ばす運動。
筋力トレーニング: 太ももの筋肉を鍛えるエクササイズ。
水中運動: 水中での運動は関節に優しく、負担が少ないです。
介護者の運動療法
介護者自身も膝痛予防のための運動を取り入れることが重要です。
介護者が健康であることは、高齢者へのサポートを続けるために欠かせません。
介護者向けの運動例
軽いストレッチ: 体をほぐし、筋肉の緊張を緩和します。
日常的な活動: 高齢者の散歩に付き添うことで自然に運動できます。
簡単な筋トレ: 自重を使ったエクササイズが推奨されます。
結論
高齢者も介護者も膝痛予防が必要です。
膝の痛みは多様な要因が絡み合っているため、早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けることが重要です。
運動療法を日常生活に取り入れることで、膝の痛みの軽減や予防が期待できます。
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