食中毒関連の記事
温暖化で食中毒増える?
辛いもの摂取、腐敗気づかず
2024/11/09
日本経済新聞より
【さこしんの所見】
『秋なのに増える温暖化で食中毒!注意してる?』
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#お腹痛くなる
#下手したら重度化
介護者としてできる温暖化
食中毒の予防策を考える
地球温暖化が進む中、秋でも食中毒のリスクが増えていることをご存じですか?
温暖化の影響は農作物や天候にとどまらず、私たちの食生活にも大きな影響を及ぼしています。
特に、高齢者や認知症の方がいる家庭では、食中毒の予防が一層重要です。
本記事では、温暖化が食中毒リスクを高める理由と、介護者が実践すべき予防策について詳しくご紹介します。
温暖化によって食中毒リスクが高まる
理由
1. 高温で食品が傷みやすくなる温暖化によって気温が上昇すると、食品が傷みやすくなります。
特に、気温が35度〜37度に達すると、食中毒を引き起こす細菌(例:サルモネラ菌や大腸菌)が急速に増殖します。
このため、食品が早く腐り、食中毒のリスクが増加します。
2. 食欲の減退と辛い食べ物の増加暑さが続くと食欲が減少し、冷たい食べ物や辛い食べ物が増えがちです。
辛い食品はその強い刺激で腐敗した食品の異常な匂いを感じにくくさせ、気づかずに食べてしまうことがあります。
特に夏から秋にかけては、このような食べ物を好む傾向が強くなるため注意が必要です。
3. 認知症高齢者の匂い感覚の低下認知症を患っている高齢者は、匂いを感じにくくなっています。
そのため、腐敗した食品の異臭に気づかず、危険な食品を食べてしまうことがあります。
食中毒にかかるリスクを減らすためには、介護者が匂いを確認することが大切です。
介護者ができる温暖化による食中毒予防策
高齢者を守るための具体的な対策
温暖化による食中毒リスクを防ぐため、介護者が行うべき予防策を以下にまとめました。
- 食材の管理を徹底する
賞味期限を過ぎた食品は必ず捨て、使用しないようにします。
生鮮食品は冷蔵庫で保管し、冷蔵庫内の温度は5度以下に設定しておきましょう。 - 食べ物の匂いをチェックする
認知症の方は臭いを感じにくいため、介護者が必ず食べ物の匂いを確認します。異臭や色の変化があれば、その食品はすぐに廃棄しましょう。 - 衛生管理を徹底する
調理前後には手をしっかり洗い、調理器具や食器も清潔に保ちます。これにより、細菌の繁殖を防ぎます。 - 冷蔵保存を徹底する
常温で保存できる食品でも、暑い時期は冷蔵または冷凍保存を心がけましょう。温度が高いと、食品が早く傷む可能性があります。 - 冷たい食事を多く提供する
暑い時期には、温かい食事よりも冷たい食事を提供することが推奨されます。冷製スープやサラダなどは、胃腸に優しく、食中毒のリスクも減らします。 - 少量ずつ頻繁に食事を提供する
食事の量を少なくして、頻繁に食べることで、食材が傷む前に食べきることができます。また、食後は早めに食器を片付けましょう。
認知症高齢者の特別な対策
認知症の高齢者を守るためには、さらに注意深い対策が必要です。
食事中の見守りを強化する
食事中に異常を感じずに食べ過ぎないよう、しっかりと見守ります。
また、食べ残しや食後の食材チェックも欠かさず行いましょう。
食べる前に匂いを確認する
介護者がまず食べ物の匂いを確認し、異臭がないかを確認します。
異常があればその食品はすぐに廃棄しましょう。
新鮮な食材を使う
食材はできるだけ新鮮なものを選び、冷蔵庫の管理を徹底して食材が傷む前に使い切るようにします。
秋の食中毒予防を忘れずに
温暖化の影響で、秋でも食中毒リスクが高まっています。
特に高齢者や認知症の方を介護している場合、食材の管理や衛生管理、食事中の見守りを徹底することで、食中毒のリスクを減らすことができます。
介護者として、温暖化が引き起こす食中毒のリスクを理解し、予防策を講じることが高齢者の健康を守るためには不可欠です。
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