【医療介護必見】開発を医療、介護現場から進める事業体。介護者として考えてみる。

介護

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川崎で医療・介護の共同事業体、

新技術開発へ企業募る

2024/11/18

日本経済新聞より

川崎市で医療・介護の共同事業体 技術や製品開発へ企業募る - 日本経済新聞
川崎市で医療・介護現場の課題を解決するコンソーシアム(共同事業体)が発足した。医療や介護施設での観察や働く人との対話を重ねながら課題を洗い出し、使いやすい技術や機器、サービスの開発を進める。関連事業の拡大や新規進出をめざす企業の参加を募って...

【さこしんの所見】

『企業もまとめて医療介護への連携の日本へ』

#数十年前から云われてる医療介護の連携

#ついに企業からも募る

医療・介護連携と新技術開発

日本の医療・介護業界は、数多くの課題を抱えています。

介護現場で働く私たちも、その現実に直面し続けています。

そんな中、川崎市では医療と介護の連携を強化し、現場の問題解決を目指して「かわさきケアデザインコンソーシアム」が立ち上がりました。

この記事では、介護者の視点から医療・介護の連携の進め方と、それに伴う企業との協力の重要性について考えます。

川崎市の取り組み

「かわさきケアデザインコンソーシアム」とは?

川崎市で発足した「かわさきケアデザインコンソーシアム」は、医療と介護現場が抱える課題を解決するための取り組みです。

このコンソーシアムの目的は、現場のニーズに応じた新しい技術やサービスを開発し、医療・介護現場の効率化と質の向上を目指すことです。

コンソーシアムの主な活動

現場の課題を洗い出し、技術開発に活かす

医療・介護現場で働く医師、看護師、介護士との対話や観察を通じて、現場の問題点を明確にし、その解決策となる技術やサービスを開発します。

企業との協力で技術開発を加速

医療・介護分野に新たに参入したい企業や技術開発を行いたい企業を集め、共に新しい技術を開発し、現場の課題を解決します。

川崎市のこの取り組みは、医療と介護業界に革新的な技術を導入し、現場での問題解決に貢献することを目指しています。

詳しくはこちらをご覧下さい。

かわさきケアデザインコンソーシアムホームページより

かわさきケアデザインコンソーシアム|課題へのソリューションを提供し、ケアイノベーションを継続的に生み出すためのエンジン
かわさきケアデザインコンソーシアムは、プロジェクトCHANGEにおいてケア産業での新事業創出(ケアイノベーション)を支援するためのコンソーシアムとして設立されました。

医療と介護の連携の重要性

介護者として、医療と介護の連携の重要性は痛感しています。

しかし、現場ではしばしばうまく連携が取れず、情報の共有が遅れたり、役割分担が不明確になることもあります。

これを改善するには、現場のニーズを正確に把握し、それに基づいた技術やサービスの開発が不可欠です。

1. 現場を観察し、ニーズを正確に把握する

まず大切なのは、現場で何が必要とされているのかを観察し、理解することです。

現場で働く看護師や介護士、医師などから意見を聞き、どのような課題があるのかを把握することが、解決策を見つける第一歩となります。

具体例

介護現場でよく見られる課題には、重い患者の移動や長時間同じ姿勢でいることによる介護者の疲労があります。

これらの問題を解決するためには、介護ロボットや補助具、IT技術を活用することが求められます。

2. 技術開発を現場の声で進める

現場の課題を理解した後、実際に必要な技術やサービスの開発が必要です。

重要なのは、最初から解決策を決めつけず、現場の声をもとにアイデアを出し合いながら進めることです。

現場で働く人々が本当に必要としているものを見極めることで、実用的で効果的な解決策を生み出すことができます。

具体例

例えば、介護施設内で情報の共有が遅れる問題を解決するために、クラウドベースの情報管理システムを導入することが考えられます。

これにより、医療と介護がスムーズに連携でき、患者の状態にも迅速に対応できるようになります。

企業との連携を強化する

医療・介護分野での技術開発には、地域企業との連携が欠かせません。

川崎市の「かわさきケアデザインコンソーシアム」では、地域企業が技術開発に参加し、現場のニーズに応じた製品やサービスを提供することを目指しています。

企業の技術力と現場のニーズが結びつくことで、効率的に課題を解決する製品やサービスが生まれます。

3. 企業の参加を促進する

医療や介護分野では、地域企業の技術やサービスが重要な役割を果たします。

川崎市のように、地域企業を積極的に巻き込み、共同で技術開発を進めることが課題解決のスピードを加速させます。

企業のメリット

医療・介護分野に新たに進出する企業は、現場のニーズに基づいた製品やサービスを開発することで、新たなビジネスチャンスを得ることができます。

また、地域社会への貢献を通じて、企業の社会的責任(CSR)を果たすこともできます。

今後の展望

「かわさきケアデザインコンソーシアム」の取り組みは、医療・介護業界の課題解決を目指す重要なステップです。

今後、こうした共同事業体が全国に広がることで、医療・介護分野における新技術やサービスが普及し、現場の負担軽減や効率化が進むことが期待されます。

また、地域企業との連携を強化することで、医療・介護分野で新たなビジネスやイノベーションが生まれ、地域経済の活性化にも寄与することができます。

まとめ

介護者として、医療・介護の現場を改善するためには、現場の課題を把握し、それに基づいて新技術やサービスの開発を進めることが重要です。

また、地域企業との連携を深め、実用的な解決策を生み出すことが、医療・介護業界の発展に繋がります。

川崎市の「かわさきケアデザインコンソーシアム」のような事業体が増えることで、課題が解決され、質の高い医療・介護サービスが提供される未来が実現することを期待しています。

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