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一年の始まりに考える
「令和の結婚観」
2025/01/01 05:00
日経速報ニュース
【さこしんの所見】
「増える高齢のおひとり様!介護状態になった時まで考えてる?」
#熟年離婚
#経済的なこと
#老後の生活のこと
#添い遂げること
#おひとり様は考えてしまうことが多い
はじめに
令和時代における結婚観は、社会や生活の変化により大きく変わっています。
特に、高齢化社会と少子化の問題が深刻化する中で、結婚観の変化は避けられません。
最近では、長年連れ添った夫婦が離婚する「熟年離婚」が増加し、また、生涯未婚の人も増えている現状です。
このような背景の中で、介護者としてこれらの変化にどう向き合うべきかを考えてみましょう。
令和の結婚観の変化と高齢化社会の影響
令和時代に入り、結婚観は大きく変化しました。
昭和や平成時代に比べ、男女ともに経済力を重視するようになり、結婚相手に求める条件も以前とは異なっています。
また、家族観や人生観も変わり、特に高齢化社会においては「添い遂げる」という価値観が薄れてきています。
熟年離婚とその背景
熟年離婚とは、20年以上連れ添った夫婦が離婚することを指します。
2023年のデータによると、離婚件数のうち熟年離婚が占める割合は23.5%で、過去最高を記録しています。
これは、長年一緒に過ごしてもなお、夫婦間で意見の相違が生じたり、老後の生活に対する不安から離婚を選ぶケースが増えていることを示しています。
熟年離婚が増えている理由
経済的独立
以前は結婚後に経済的に依存することが一般的でしたが、現代では女性の経済的独立が進んでいます。
これにより、経済的な理由で離婚を避ける必要がなくなり、熟年離婚を後押ししています。
老後の生活不安
高齢になった際に、夫婦としての役割が果たせなくなる不安が大きくなっています。
介護や健康問題など、老後に対する考え方の違いから離婚を選ぶ夫婦も増えています。
価値観の変化
結婚に対する価値観が変わり、「添い遂げる」という考えが薄れてきています。
個人の自由を重視する考えが広がる中で、離婚が選択肢として受け入れられやすくなっています。
「おひとりさま」の増加とその課題
高齢化社会が進む中、生涯未婚の人が増加しています。
特に70歳以上の「おひとりさま」が年々増えており、その数は今後も増えると予測されています。
このような現状において、介護者としての視点からは、今後の課題にどう対応していくべきかを考える必要があります。
おひとりさまの増加に伴う介護の課題
1. 孤独な高齢者の増加
「おひとりさま」の高齢者は、社会的な孤立が深刻化する可能性があります。
家族や親族がいない場合、介護の支援が得られにくく、生活の質が低下する危険性があります。
2. 介護負担の集中
介護が必要な高齢者が増える中で、少子化による家族の減少により、介護の負担が家族に集中しています。
介護者の負担が増す一方で、社会的支援が不足している現状が問題です。
3. 地域の支援体制の強化
地域社会が介護を担う役割が大きくなっていますが、地域によっては介護サービスが不足している場合があり、これにより高齢者が適切な支援を受けられないことが懸念されています。
介護者、家族、地域の視点で考える対応策
介護者視点
介護者としては、高齢者一人一人の生活習慣や希望を尊重し、適切なケアを提供することが求められます。
また、介護者自身が心身ともに健康を保てるよう、休息や支援を受ける仕組みが必要です。
高齢者視点
高齢者としては、経済的に自立し、孤独を避けるために積極的に社会活動に参加することが大切です。
また、老後の生活を安心して過ごすためには、早期に介護に関する情報を収集し、準備を進めることが推奨されます。
家族視点
家族は、高齢者の介護について共に考え、支援体制を整える責任があります。
特に、離れて暮らす家族にとっては、遠隔での支援方法や地域の介護サービスを活用することが重要です。
地域視点
地域社会は、高齢者を支えるために福祉制度や介護サービスの充実を進める必要があります。
また、高齢者が孤立しないように、地域コミュニティでの支援体制を強化することが求められます。
結論
令和時代における結婚観の変化は、少子高齢化社会の中で重要な課題となっています。
熟年離婚や「おひとりさま」の増加は、介護に関する課題をますます浮き彫りにしています。
介護者としては、高齢者が安心して老後を過ごせるよう、家族や地域と協力し、柔軟に対応していくことが求められます。
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