70歳を超えても脳は進化する!あなたも知らない脳の成長の秘密

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知能は70歳まで伸びる 

脳の癖を知り3原則で

「自分超え」

2025/01/25 13:35

日経速報ニュース

【結晶性知能】「70歳まで伸び続ける知能」があった 趣味などで脳を刺激 - 日本経済新聞
年を取ると頭の働きは低下する一方だと思っていないだろうか。実は、年齢を重ねることで向上する知的な能力がある。脳の働きは何歳になっても伸びるともいわれる。新年、新たなチャレンジをしてみては?脳の「白質」は40〜50代でも体積が増える考える、判...

【さこしんの所見】

これが脳を若返らせる方法!知らなかった70歳でも伸びる知能の秘密になります

はじめに

年齢を重ねることで、知的な能力が低下するという考えが広くあります。

しかし、実際には年齢を重ねても脳は成長し続けることができます。

特に、介護現場においても、年齢や健康状態にかかわらず、知的能力を向上させる可能性があります。

この考え方は、介護者の姿勢やアプローチにも深く関わり、実際のケアにも大きな影響を与えます。

年齢とともにどのように脳の能力が向上するのか、どのように実践していけばよいのかを考察します。

脳は年齢と共にどう変化するのか

知的能力の2種類とその変化

脳の知的能力には2つの種類があります。

「流動性知能」と「結晶性知能」です。

流動性知能

新しい課題に対する適応力を指し、情報処理の速さが関わります。

この能力は50代の中頃まで維持され、その後は徐々に低下します。

結晶性知能

経験や学習から得た知識、言語能力、問題解決力などが該当します。

この能力は70歳頃まで向上し、その後も比較的高い水準を保ち続けます。

これらの知能は、年齢とともに変化しますが、結晶性知能は年齢とともに向上する可能性があります。

この事実は、介護現場において非常に重要です。

高齢者に対して脳を刺激し、学び続ける環境を提供することで、知的能力を引き出すことができるからです。

脳の「白質」の重要性

加齢に伴う脳の変化には、「白質」と呼ばれる領域の増加が含まれます。

白質は神経細胞を結びつけ、情報を速やかに伝達する役割を担っています。

実は、40〜50代でも白質の体積が増えることがあり、これは新しいことを学ぶことで脳が活性化し、成長している証拠です。

つまり、脳には「可塑性」があり、年齢に関わらず、新しい知識を得ることで知能は向上する可能性があります。

高齢者の知能を引き出す3つの原則

脳の成長を促進するためには、3つの原則を守ることが重要です。

1. 小さなステップで始める

脳は現状維持を好む性質がありますが、少しずつ新しい習慣を取り入れることで脳を刺激し、習慣化させることができます。

例えば、毎日少しだけ運動を始め、徐々に回数を増やすことで脳が活性化します。

介護現場では、高齢者が無理なく日々の活動に取り入れられるようなステップを踏むことが、知的能力の向上につながります。

2. 楽しみながら続ける

楽しむこと」が脳にとって最も大きな刺激になります。

記憶をつかさどる海馬では、年齢に関わらず神経細胞が新しく生まれます。

楽しい活動を通じて、記憶が定着しやすくなり、上達もしやすくなります。

介護者として、高齢者が楽しみながら活動できるようにサポートすることが大切です。

3. 新しいことにチャレンジする

好奇心を持ち、新しいことに挑戦することが、知的能力を維持するために不可欠です。

研究によると、新しい挑戦をする人は、知的能力が高く、認知症リスクも低くなることが分かっています。

介護者は、高齢者に新しい趣味や学びの機会を提供することで、認知症予防にも貢献できます。

介護者・高齢者・家族の視点で考える課題と対応

介護者視点

介護者として、高齢者の脳を活性化させる支援を行うことは、ケアの中で非常に重要です。

新しいことに挑戦できる環境づくりや、楽しみながら脳を使う方法を提案することが求められます。

また、介護者自身も積極的に脳を活性化させる活動を行うことで、より良いケアを提供できます。

高齢者視点

高齢者自身が脳の可塑性を理解し、新しいことに挑戦する意欲を持つことが大切です。

しかし、年齢を重ねると体力や気力の衰えを感じることがあるため、無理のない範囲でできる活動を選ぶことが重要です。

また、自分にできることに自信を持つことが、精神的健康にもつながります。

家族視点

家族は、高齢者が新しいことに挑戦できる環境を整えることが重要です。

新しい趣味や活動に積極的に関わり、興味を持てる分野を見つける手助けをすることで、脳の活性化を促すことができます。

また、家族自身も積極的にコミュニケーションを取り、認知機能を維持するサポートをすることが大切です。

地域視点

地域社会でも、高齢者が新しいことに挑戦できる機会を提供することが重要です。

地域活動やサークル活動に参加することで、高齢者同士が刺激し合い、脳を活性化させることができます。

地域全体で高齢者を支援する環境を作ることが、地域の健康づくりにもつながります。

まとめ

年齢を重ねても、脳は成長し続けます。

介護者としては、高齢者が新しいことに挑戦し、楽しみながら知的能力を引き出す環境を提供することが大切です。

脳の可塑性を活かして、日々の生活の中で知的な活動を続けることで、70歳を過ぎても知能は伸びる可能性があります。

新年に新たなチャレンジを始めてみるのも素晴らしい方法です。

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