座り過ぎで命が危ない!1日15分のウォーキングが命を守る理由

生涯現役

認知症予防の関連記事

「座りすぎ」

日本人に1日1万歩の勧め 

がん・認知症予防も

2025/02/20 05:00

日経速報ニュース

「座りすぎ」日本人に1日1万歩の勧め がん・認知症予防も - 日本経済新聞
運動が苦手でも、体力に自信がなくても、誰もが気軽に始めやすい有酸素運動の代表格がウオーキングだ。けれども、「健康のために歩こう」と決意しても、三日坊主で終わってしまっている人も少なくない。「毎日歩いている」と言う人の中にも、健康効果を最大限...

【さこしんの所見】

座り続けることで命を縮める!? 1時間座っていると15%死亡リスクが増加!知らなきゃ危険!座り過ぎで認知症リスクが2倍に…対策はこれだ!

はじめに

介護福祉分野では、座り過ぎが高齢者の認知症や健康に与える影響を深刻に捉えています。

特に、体力が低下して「歩けない」と感じる高齢者が長時間座りっぱなしになることが多く見受けられます。

しかし、この「座り過ぎ」が実は認知症や生活習慣病のリスクを高める原因となっていることがわかっています。

この記事では、座り過ぎの健康リスクと、それを予防するためにウォーキングをどのように生活に取り入れるべきかについて考察し、介護者として実践すべき対策を探ります。

座り過ぎが引き起こす健康リスク

座り過ぎは体に悪影響を及ぼすだけでなく、脳に対しても深刻な影響を与えることが知られています。

特に、座っている時間が長くなると生活習慣病のリスクが高まります。

座り続けることで血行が悪くなり、筋肉や骨の維持にも支障をきたすのです。

死亡リスクの増加

座り過ぎが死亡リスクを高めるという研究があります。

例えば、日中に座っている時間が長いと死亡リスクが15%増加するという調査結果が示されています。

生活習慣病のリスク増加

座り過ぎは糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病を引き起こす原因にもなります。

認知症と座り過ぎの関係

認知症は脳の機能が低下し、日常生活に支障をきたす病気です。

座り過ぎが認知症を引き起こす一因であると考えられています。

特に、高齢者が一日中座りっぱなしになると、脳の血流が悪化し、認知機能が低下しやすくなります。

なぜウォーキングが認知症予防に効果的なのか

ウォーキングのような有酸素運動は、脳の血流を促進し、認知症のリスクを低減することが分かっています。

スウェーデンの研究では、週に2回以上軽い運動をすることで、認知症の発症リスクが半減することが確認されています。

ウォーキングをすることで、自然に体を動かし、脳に刺激を与えることができます。

障害物を避けたり、坂道を上ったりすることで、脳が活性化され、認知症予防につながるのです。

介護者としてできる座り過ぎ対策

介護者としては、高齢者が座り過ぎないよう、日常生活にウォーキングを取り入れることが重要です。

具体的な対策は以下の通りです。

1. 毎日の軽いウォーキングの習慣を作る

高齢者にとって、急に激しい運動を始めるのは難しいかもしれません。

まずは軽いウォーキングから始めることが重要です。

毎日少し歩くだけでも心身の健康を支えることができます。

短時間でも効果的

1日30分のウォーキングでも、心臓病や糖尿病、認知症のリスクを減らす効果があります。

家の中でも工夫

外に出ることが難しい場合は、家の中で歩けるような工夫をすることが大切です。

廊下を歩いたり、軽いストレッチを取り入れることも良い方法です。

2. 座っている時間を減らす工夫

高齢者が座り過ぎないよう、定期的に立ち上がって歩く時間を設けましょう。

立ち上がるタイミングを作る

1時間座ったら10分間立ち上がり、歩くようにするなど、時間を区切って体を動かす習慣をつけます。

家族や介護者のサポート

一人でウォーキングをするのが不安な場合、家族や介護者が一緒に歩くことで安心感を与えることができます。

3. 楽しさを取り入れる

ウォーキングを続けるためには楽しさを感じてもらうことが大切です。

散歩が趣味になるような環境を作りましょう。

自然の中を歩く

公園や自然の中を歩くことでリラックス効果が得られ、ウォーキングが楽しみになります。

地域の支援と介護者の役割

地域社会でも、高齢者が運動を習慣化できる環境を整えることが求められています。

ウォーキングイベントやコミュニティ活動を通じて、高齢者の運動習慣を促進することができます。

介護者としては、高齢者がウォーキングを習慣化できるようサポートすることが重要です。

無理なく続けられるペースで進めることが、健康維持につながります。

まとめ

座り過ぎが健康に与える影響は大きく、特に認知症のリスクを高める原因となります。

しかし、ウォーキングのような軽い運動を取り入れることで、これらのリスクを予防することが可能です。

高齢者には無理のないペースでウォーキングを習慣化することが大切です。

また、介護者としては、座り過ぎを防ぐための環境作りやサポートが重要です。

地域全体で、高齢者が健康で活動的な生活を送るための支援を行うことが求められます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました