梅雨に運動をやめた高齢者が90%抱える“見えない体調悪化”とは?

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梅雨時のランニング楽しむコツは 

コース選びや塩分補給でひと工夫

2025/06/15 05:00

日経速報ニュース

梅雨時のランニング楽しむコツは コース選びや塩分補給でひと工夫 - 日本経済新聞
梅雨空が広がる季節になりました。高温多湿の環境に体がどうにかなじもうとしている時期です。だるくて息苦しい。走っていても一向に呼吸が楽にならない。ランナーにとっては毎年悩ましいシーズンですが、今回はいくつか対策のヒントを紹介させていただきます...

【この記事の内容】

雨が続くだけで…高齢者の身体に現れる危険サインとは?

はじめに

動ける今を積み立てる

高齢者ケアとランニングの共通点

高齢者介護の現場では、「今日できることを明日につなげる」という考え方が重要です。

これは、梅雨時にランニングを継続することにも通じます。

雨や湿度で体調が左右されやすいこの時期こそ、無理のない工夫を重ねて継続することで、心と体の健康を保つことができます。

高齢者にとって運動は、生活の質(QOL)を左右する大きな要因です。

梅雨の時期に活動をやめてしまうと、生活リズムが崩れ、体力や認知機能の低下を招く恐れがあります。

だからこそ、日常に無理なく運動を組み込む方法を見つけることが大切です。

なぜ高齢者の梅雨時運動が必要なのか?

結論

運動量の低下は、生活機能の低下に直結します。

主な理由

・雨天が続くと外出が減り、活動量が自然に落ちる

・湿気で関節が重くなったり、持病が悪化する不安が増える

・孤立感やうつ傾向が強まりやすい

実際の現場では

たとえば、認知症リスクのある高齢者が、毎日の散歩を梅雨で中止。

2〜3週間で昼夜逆転し、不穏な言動が増加しました。

運動習慣が精神面にも大きく影響することが分かります。

安全かつ継続できる「梅雨時ランニング」

5つの工夫

1. 短距離の周回コースを選ぶ

・1〜2kmの短いコースなら、途中で体調が悪くなってもすぐ帰宅できる

・地形や地面の状態を把握しやすく、リスクを抑えられる

2. 塩分と水分は「セットで補給」する

・ナトリウム不足は脚のけいれんや転倒を招く

・高齢者は喉の渇きに気づきにくいため、計画的な補給が必要

介護現場での実践例

・ランニング前に梅干しや味噌汁、後には塩分入りドリンクを提供

・経口補水液(OS-1など)を使うと効果的3. ウエアと装備を「梅雨仕様」に見直す

・通気性・速乾性のある服で快適さを保つ

・滑り止めの効いたシューズ、UVカットの帽子やサングラスで安全性を高める

・使用後すぐに洗って乾かす動線を事前に準備

4. 室内で代替できる運動メニューを用意する

・雨が続く日は無理せず、屋内でできる運動に切り替える

・椅子に座った足踏み運動やセラバンド体操、テレビ体操などが有効

5. 「今なら走れる」を逃さない心構え

・梅雨は空模様が変わりやすいため、雨の止み間を活用

・「決行」ではなく「柔軟に判断する」マインドセットを持つ梅雨時の運動に関する

「4つの視点」からの課題と対応

1. 介護者視点  

・体調変化の早期把握が難しい  

・活動記録やスマートウォッチを活用し、異変に早く気づく工夫を

2. 高齢者本人の視点  

・モチベーション維持が困難  

・家族との「今日は走った?」という小さな会話が励みに

3. 家族視点  

・雨の日の外出リスクへの不安  

自宅近くの安全な周回コース、スマホや小銭携帯などの備えを

4. 地域視点  

・高齢者向け屋内運動施設の不足  

・地域包括支援センターと連携し、屋内運動の機会創出を

介護現場が梅雨に注目する理由

・梅雨入りで運動量が2〜3割減ることがある

・送迎困難によりデイサービス参加率が下がる

・運動不足が便秘、不眠、むくみの原因に

対策として重要なのは

・梅雨前からの意識づけ(「雨でも体は動かせる」)

・室内でもできる運動方法の習得

・短時間でも毎日体を動かす習慣を守る

結論

「できる範囲で続ける」ことが未来の健康を支える。

雨が続く梅雨時期でも、運動をまったくやめてしまうのではなく、「続けるための工夫」をすることが大切です。

特に高齢者にとっては、運動が健康維持だけでなく、生活の軸となる存在です。

今できる動きが、明日の健康を守る」。

介護の現場でこの言葉が何度も繰り返されるように、日々の小さな積み重ねが将来の大きな力になります。

雨に負けず、無理をせず、健やかな習慣を築いていきましょう。

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