老化は“終わり”ではないはウソだった…知らなきゃ損する生活習慣ミスとは?

介護

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老化は治せる 

進行の8割は生活習慣に起因、

遺伝は2割

2025/06/30 05:00

日経速報ニュース

老化は治せる 進行の8割は生活習慣に起因、遺伝は2割 - 日本経済新聞
「老化は病気であり、治療できる」──。米ハーバード大学のデビッド・シンクレア教授が著書「ライフスパン」で提唱した革新的な概念だ。老化は避けられない自然現象だとしてきた我々の常識が、根本から覆ろうとしている。最新の科学研究は、老化が制御可能な...

【この記事の内容】

7割が知らない?老化が加速する“思い込み”とは?

はじめに

転倒や入院、不眠やうつ状態などの出来事が引き金となって、身体機能や認知機能が急激に低下することがよくあります。

このような変化は、加齢という自然な流れ以上に、環境要因や生活習慣の影響が大きいと感じます。

老化は避けられないものだと思われがちですが、近年の研究ではコントロール可能な「病気の一種」として捉えられるようになってきました。

介護職として、これは希望を見出せる考え方です。

老化は「治せる」時代へ

介護者と高齢者の新たな理解

結論

老化は“病気”として向き合う時代が始まっている

老化はもはや「年を取る自然な流れ」ではなく、次の3つの観点から“治療可能”な対象となっています。

・老化は生活習慣で進行が早まる

・科学の進歩で細胞レベルの若返りが可能になりつつある

・日々の生活改善で進行を防ぐことができる

老化の8割は生活習慣次第

私たちの選択が未来を変える研究によれば、老化の原因は遺伝が2割、生活習慣が8割です。

つまり、どれだけ年齢を重ねても、生活の工夫によって老化を遅らせることができるのです。

たとえば、運動不足や偏った食生活、社会的な孤立は、老化を加速させる大きな要因です。

逆に、適度な運動や栄養バランスの取れた食事、地域とのつながりを持つことで、健康寿命を延ばすことが可能です。

治療としての老化対策

すでに始まっている未来医療

いま、欧米では老化そのものを対象とした臨床研究が進んでいます。

注目されるのは以下のような研究です。

セノリティクス:老化細胞を取り除くことで炎症や病気のリスクを減らす

メトホルミン:糖尿病薬を用いた長寿への応用

エピジェネティクス:細胞の遺伝情報の働きを“書き換えて”若返らせる技術

これらはすべて、かつてはSFのように思われていた技術です。

現場で実感する“生活習慣の力”

介護の最前線より90代の高齢者が週3回の軽運動と食生活改善に取り組んだ結果、筋力と認知機能が回復し、トイレ動作も自立できるようになったケースがあります。

歳だから無理」と諦めかけていたその方は、今では「まだできる」と前向きに。

老化は決して一方通行ではないと気づかされます。

高齢者の心の変化

「もう遅い」から「まだ間に合う」へ

高齢者が変化を受け入れるには、心理的な支援も欠かせません。

・「どうせ治らない」と思い込む方には、正しい情報と丁寧な説明を

・「人に迷惑をかけたくない」と感じる方には、自立のための小さな成功体験を

・「生きがいがない」と悩む方には、地域活動や役割を提供

老化を“病気”として向き合うことで、こうした心の壁も少しずつ崩せるのです。

介護者の視点

老化の見方を変えることで支援も変わる現場ではまだ、「老化=終わり」とする固定観念が根強くあります。

また、医療と介護の連携不足、地域格差などの課題もあります。

だからこそ、介護者自身が「老化は予防・治療できる」という視点を持ち、エビデンスに基づいた支援方法を学ぶ必要があります。

家族の立場から

“無力感”から“伴走者”へ家族もまた、「何をしても無駄」と感じてしまいがちです。

しかし、介護職と連携しながら、食事や運動、外出をサポートすることで、老化の進行を抑えることは可能です。

家族は“できることがある存在”であり、“老化予防のパートナー”になれるのです。

地域の役割

“支援”から“共生”へ高齢者が役割を持って生きられる地域づくりが、老化を防ぐ力になります。

地域活動、健康づくりの教室、買い物支援、移動支援など、小さな取り組みが大きな変化につながります。

老化を“個人の問題”ではなく“社会全体で支えるべき課題”と捉えるべき時代です。

まとめ

老化は止められないが、変えられる老化は完全には避けられません。

しかし、生活習慣と科学の力でコントロール可能な病気と考えることができます。

私たち介護者にできることは、「歳だから仕方ない」と言うのではなく、「こうすれば変えられるかもしれない」と伝えること。

介護は、老いと戦うのではなく、“老いの中にある可能性を見つける仕事”なのです。

今後の取り組み

関わるすべての人ができること

高齢者:運動や食事の見直し、小さな生活習慣の改善

介護者:最新の知見の習得、心の支援、前向きな関わり

家族:日常的な声かけや習慣づくりのサポート

地域:役割を持てる場づくり、支援体制の整備

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