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老化時計は巻き戻せるか
プチ断食に汗だく通勤…
アラフィフ記者90日
2025/11/08 05:00
日経速報ニュース

【この記事の内容】
『家族全員が老ける家!5つの共通点…“一緒に健康”できない理由とは』
はじめに
老化防止は「介護の延長線」にあるという考え方
介護の世界では、「予防介護」という言葉があります。
これは、介護が必要になる前に体と生活習慣を整え、要介護状態をできるだけ遅らせようという発想です。
この考えを日常生活に置き換えると、老化防止(アンチエイジング)とは「未来の自分を介護する行為」とも言えます。
つまり、介護者が体質改善に取り組むことは、自分の老後を軽くする“自己介護”の第一歩なのです。
老化時計を「巻き戻す」挑戦
エピクロックテストが教える“老化の見える化”
近年注目されているのが、血液からDNAメチル化を解析して生物学的年齢を測定する「エピクロックテスト」です。
これは、暦年齢(実際の年齢)とは異なり、細胞レベルでの“身体の年齢”を可視化できる検査です。
「老化時計を巻き戻すことはできるのか?」を科学的に確かめる取り組みとして関心を集めています。
3カ月の挑戦が示した変化
ある記者が3カ月間、次の5つの生活改善メニューを実践しました。
・1日1時間半のウォーキング
・発酵食品・野菜・キノコ・海藻類の摂取
・1日2リットルの水分補給
・16時間のプチ断食
・就寝前の深呼吸
その結果、生物学的年齢が0.4歳若返り、アルコール代謝の指標も改善しました。
わずかながらも、「老化の速度を緩められる可能性」があることが分かったのです。

介護者にとっての「体質改善」の意味
介護現場では、心身の疲労が重なり、「介護者の老化」が深刻な課題になっています。
夜間介護による睡眠不足、外出機会の減少、偏った食生活などが続くと、介護者自身の健康リスクが高まります。
介護は「他者を支える仕事」ですが、支えるためには自分の健康が前提条件です。
つまり、体質改善は“介護力の維持”そのものといえます。
主な改善の方向性は以下の通りです。
・睡眠不足 → 就寝前の深呼吸で自律神経を整える
・食生活の偏り → 発酵食品や野菜を意識的に摂る
・運動不足 → 通勤や買い物時に少しでも歩く
・ストレス → 深呼吸や瞑想、水分補給で緩和
・飲酒習慣 → 週に数回の休肝日を設ける
高齢者が「体質改善」に気づく瞬間
多くの高齢者は、「できていたことができなくなった」と感じた瞬間に健康への関心を強めます。
階段を上るのがつらい、疲れが抜けにくい、物忘れが増えた
そうした小さな変化が行動を起こすきっかけになります。
背景には、次のような心理があります。
・家族に迷惑をかけたくない
・自分の老後を主体的に作りたい
・地域とのつながりを保ちたい
つまり、高齢者の体質改善は、「社会と関わり続けたい」という前向きな気持ちの表れでもあります。
家族の視点
「一緒に取り組む」ことで継続を支える
介護を担う家族が高齢者の体質改善を支えるには、共に実践する姿勢が大切です。
・一緒にウォーキングする
・家族全員で食事内容を見直す
・水分補給や深呼吸を家庭の習慣にする
・結果を共有し、励まし合う
こうした取り組みは、介護の枠を超えて「家族全員で健康をデザインする時間」になります。
地域の視点
体質改善は“社会参加”の第一歩
地域でも、健康づくりを支援する取り組みが広がっています。
ウォーキングクラブや健康カフェ、発酵食品の料理教室などを通じて、高齢者が人との交流を保ちながら健康を維持できる仕組みが整いつつあります。
こうした動きは、「健康を地域の共通資産とする」新しい地域福祉の形でもあります。
介護現場での応用と課題
介護職員の健康維持もまた、重要な課題です。
疲労やストレスによる離職を防ぐため、次のような取り組みが進められています。
・職員食堂での発酵食品
・減塩メニューの導入
・休憩時間に「1分深呼吸」を取り入れる
・スタッフ同士でウォーキングチャレンジを行う
・飲酒・喫煙を減らす健康宣言の実施
これらは、「介護者の健康が利用者の生活の質(QOL)を支える」という意識の変化を示しています。
結論
介護者に必要なのは「自分を介護する発想」
老化防止の体質改善は、単なる健康法ではなく、「未来の自分への介護」です。
介護者が若さと活力を保つことは、利用者への安定した支援、そして家族や地域への安心にもつながります。
つまり、「老化時計を巻き戻す」とは、人生100年時代における最も現実的な自己介護の実践なのです。
老化を恐れるのではなく、「巻き戻せる」と信じて行動する。
その意識こそが、介護者・家族・地域の未来を変える第一歩です。



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